日本人にとって和室は、特別な空間と思う。何故か落ち着く、それはこのような理論があった。
和室の色彩の全体を100%とすれば
じゅらく壁、ヒノキ柱、杉の天井、畳の何れもベージユが70%を占める。
次に障子紙と襖紙の白が25%をしめる。
残りの5%は、小物、生け花等の純色、素晴らしいバランスである。
この大半をしめるベージュ色は、正常値を示す。
光や色によって筋肉組織の緊張度反応を起こす度合い(ライト・トーナス測定値)でいうと23である
青や緑が24~28でここまでは、緊張をときほぐしてくれる。
しかし黄が30、橙が35、赤になると42で最大値に達する。緊張度が高まりストレスを強いる事になる
ベージュのような柔らかい中間色は、筋肉を弛緩させてくれる。因みに日本人自体ベージュである。
だから同じ測定値の和室によって精神的にもリラックスしてストレス解消してくれるのである。
近年、新築で和室は、残念ながら極端に減っている。近年の住宅事情に合わなくなっているからか
でも洋室でも、いくらでも和のテイストを提案できますね。
しかし、先人の知恵は、すごいと改めて認識!