田舎暮らし

むかし、昔つぶやき

さて夢いっぱいの私でしたが、現実は、田舎で普通の主婦で子育てしていました。

学生時代コンクリートだらけの街に住んでいたのでマッチ箱の様な家に猫の額ほどの土の庭に感激!

少しずつ生えてきた草に愛おしくて名前までつけたくなっていた程・・・

そうして気が付いたら草茫々・・蚊が大量発生、蛇も生息!

もう必死の草取り・・理想と現実は・・と勉強しました。

それから郊外の戸建てに引っ越し、子供も三人になり益々肝っ玉母さんぶりも板についたころ

畑を貸してもらい農婦誕生! 周りにベテランの人達の応援もあり土の感触を楽しみました。

キャベツを植えた時、余りの虫喰いすだれのような葉っぱに驚き、朝早く芋虫取りをしていました。

そんな時、子供が学校に芋虫とキャベツを持って生長をみんなで見守る事になりました。

ある日、子供が餌のキャベツがなくなったと言ってきたが丁度虫食いキャベツは、処分した後

それで市販のキャベツを与えたらナント一切食べない! 一寸の青虫が、農薬付きを区別していた・・

戸建ての思い出は、一番子育ての思い出と沢山あります。

狭い庭に初めから植栽してあったのにご近所のお庭の綺麗な花が咲いていたらすぐ挿し木で頂いてもう庭は、満員状態・・懲りない私です。

バラのアーチのお宅があって真似をしょうとアーチとバラを買ってきてセットしたのに全く

生長しない。バラ園の主に相談したらナント根っこのビニールがそのままであった!

バラは、沢山の肥料が、必要と聞いて大きな穴を掘ったのが夕方でそのまま簡単なかぶせ物で翌朝すっかり忘れて

何とその穴に落ちてしまい、お腹の中の五か月だった三女は、たくましかった!

狭い庭でしたが何か動物を飼いたいと思い、話していたら向かいの元先生が、鳥小屋を作ってくれました。

最初は、ウズラを四羽飼いましたが、名前を付けたりしても全くなつかず外にちょっとでも出すとバラバラに逃げ回り捕獲に苦戦!

一石二鳥のつもりの毎日生んでくれる卵が何故か食べれない、卵なのに彼女達を食べる気持ちになって

喉に通らない・・卵焼きにすればと思い作れば家族も同じで「この卵焼きに入っていないでしょうね」と

疑いの眼差しをうける。そんなウズラもイタチ?に襲われ全滅しました。

その後飼ったのがチャボ三羽でした。

チャボは、ウズラと違って穏やかな性格で、ズボラな私の代わりにせっせと庭の雑草をついばんでくれ常に庭にいました。

まさしくニワトリ、その可愛さ!

夕方、巣にも居ないので探したら高い木の枝でお休み。

ある日、巣にも高い木にもおらず心配になって朝早く庭に出たらなんと暁の中から飛んで向かってくる鳥がいたのです。

チャボです! ニワトリは、鳥なので飛ぶのです。重い体なのに必死にこっちに向かって飛んで

来るのです。 その後、何年か後に戸建てからマンションに引っ越しする事になってチャボ達も無事嫁入り先が決まり、卵を抱く習性があってしっかり孔雀の卵をだいて孵化させたそうです。